こんにちは。BodyCookSトレーナーの岩田です。

筋力、柔軟性、持久力、俊敏性などの能力は年を重ねるごとに低下してい来ます。

加齢とは、生まれてから死に至るまでの徐々に自然に変化していくこと。

老化とは、加齢に伴って生体機能、例えば筋力、神経伝達速度、肺活量、病気に対する抵抗力が低下すること。

◎体力・運動能力のピークと加齢変化について

〜握力(筋力)〜

男女ともに6歳から発達し、男性35〜39歳頃、女性40〜44歳頃をピークに、以後漸減します。

〜上体起こし(筋持久力)〜

男女ともに6歳から発達し、男性17歳頃、女性14〜18歳頃をピークに、以後低下します。70歳代ではピーク時の60%になります。

〜20mシャトルラン・急歩(全身持久力)〜

男性14歳頃、女性13歳頃をピークに、以後低下します。

〜長座体前屈(柔軟性)反復横とび(俊敏性)立ち幅とび(筋パワー)〜

男女ともに6歳から発達し、男性16〜18歳頃、女性13〜14歳頃にピークに、その後緩やかに低下します。

◎加齢に伴う体力・運動能力の変化

最大酸素摂取量(持久力)は、

20歳代までにピークに達し、その後10年間で約5〜15%の低下があります。

骨格筋(筋肉量)は、

20〜50歳までに約5〜10%程度ゆるやかに減少します。50歳代を過ぎると、筋量の減少は約30〜40%になります。60歳代70歳代では、男女ともに1.5%/年ずつ低下します。(特に下肢の筋群の低下が顕著に出ます。)

歩数(身体活動量)は、

20〜50歳代で、男性約8000歩/1日、女性約7000〜7500歩/1日。70歳代は約60%程度減少します。

◎加齢・老化を防ぐ有酸素運動・筋トレの効果

ちなみに高齢者になろうとも、定期的(中等度の運動強度、週3〜5回、20〜60分)な有酸素運動を行っていれば、最大酸素摂取量の改善率は10〜40%となり、これは、若年者と同じ比率です。

有酸素運動は、呼吸器循環を改善するのはもちろんのこと、糖質代謝・脂質代謝異常や高血圧を改善する効果が期待できます。

筋トレも、どれだけ年を重ねても定期的(中等度の運動強度、週3〜5回、20〜60分)に 行えば、筋力、筋肥大、筋量の増加は現れます。筋量の増加は糖質代謝の改善効果があり、さらに、骨密度、骨量を増加させる効果があります。

加齢や老化は、有酸素運動や筋トレによって予防、改善することができます。

いつまでも若々しく健康で居続けていただく為にも、運動を習慣にしていきましょう。

体力測定で自身の体力レベルの現状を知ることもひとつの手です。

運を動かす

BodyCookS~体を料理~


0件のコメント

コメントを残す

Avatar placeholder

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP