こんにちは。開運健康プランナーの岩田隼八です。
今回紹介したいのは、生活習慣の乱れによって描かれる最悪の未来を暗示するメタボリックドミノについてです。
▼メタボリックドミノ
複数の因子を時系列でとらえた概念のことであり、まるでドミノが倒れるように一連の流れで心疾患、脳血管障害に進行していく様を表したものです。
メタボリックドミノの図
生活習慣の乱れに始まり、肥満となり、インスリンの抵抗性が失われ、高血圧、脂質異常や高血糖となり、最終的に心血管疾患や糖尿病の細小血管障害を発症する。
自身の健康診断の結果を見て、後の未来に何の病気へとつながっているのか事前把握することで、予防の意識が生まれます。
自身の生活習慣を振り返り、予防対策できるように常日頃から生活をコントロールしましょう。予防医学が重要視されています。
◎メタボリックシンドローム予防・改善と食事のポイント
- DASH食がオススメ。DASH食とは、生野菜、くだもの、低脂質の乳製品、全粒粉、赤身の肉、魚介類、豆などの摂取を推奨した食事で、メタボリックシンドロームの改善を認められています。
- エネルギー量の割に重量が小さい(=エネルギー密度が高い食い)食物を摂取すると、満足感を得るまでに多くのエネルギーを摂取してしまうので避けること。
- 地中海食がオススメ。地中海食とは、オリーブオイル、魚介類、野菜、くだもの、赤ワインなどが、糖尿病に合併する高トリグリセリド血症、低コレステロール血症に対する低脂肪食に代わる食事として推奨されています。
- PFCバランス(Pタンパク質:F脂質:C炭水化物)に注意。低脂質エネルギー(脂肪のエネルギー比率<30%)は、高脂質エネルギー(脂肪のエネルギー比率≧40%)に比べ、LDLコレステロールの低下が大きく、トリグリセリドの低下、HDLコレステロールの増加が小さくなります。脂質をエネルギー比率30%以下にすることです。
◎肥満、メタボリックシンドロームの改善プログラム
3〜5%程度のわずかな減量を維持することで一部の血管疾患危険因子が改善する可能性があると言われています。
肥満、メタボリックシンドロームの改善のためには、体重の5〜10%の減量と維持が重要です。
食事療法と運動療法を合わせた改善が、各々単体で行うより改善効果が得られると明らかになっています。
肥満者の運動は、低強度〜中等度強度の運動から開始することをおススメします。中高年の男性は特に、心血管疾患のリスクがあるので、メディカルチェックを受けた後に運動を行ってください。
メタボや肥満でないと思われる方も、隠れ肥満であることがあります。同様に疾患のリスクが高まっている状態です。最悪の自体になる前に、運動に食事にできることをやって健康の維持増進しましょう。それらが、新しい幸せにつながるかもしれません。
運動×食事×運命
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