こんにちは。開運健康プランナーの岩田隼八です。
総人口に占める高齢者人口の割合は約28%で、現在も過去最高を更新して続けています。男女別にみると、男性は25%、女性は31%となっており、3〜4人に1人が高齢者となっています。
ますます高齢化が進む中で、多くの病気が危惧されています。超高齢社会の日本で今後必要になってくることは、健康寿命の延伸と、健康格差の縮小です。いかに予防が重要であるかを再認識しましょう。
今回は、認知症とその予防についてです。
◎認知症とは
65歳以上の高齢者のうち14.6%は認知症とされ、認知症の7〜8割はアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症および、これらの混合型です。
①アルツハイマー型認知症
- 最も有病率が高いです。
- 原因は、遺伝的因子と環境因子に分けられます。
- 環境因子の方が大きく関わっています。
②脳血管性認知症
- 認知症の15〜20%を占めます。
- 脳梗塞、脳血栓症、脳塞栓症、脳出血、くも膜下出血による脳血管障害が原因となります。
- 原因疾患となる危険因子には、運動不足、肥満、食塩摂取、飲酒、喫煙の生活習慣と、高血圧、脂質異常症、糖尿病、心疾患があり生活習慣を見直すことが予防につながります。
◎予防に有効
▼魚の摂取
1日1回以上魚を摂取している人に比べ、ほとんど食べていない人は、危険が5倍となります。
魚に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)による効果であると考えられます。
▼野菜や果物の摂取
野菜や果物の摂取が多いとアルツハイマー型認知症の発症率が低いです。
ビタミンE、ビタミンC、ビタミンAの摂取が予防に有効と考えられています。
▼ワインの摂取
ワインを摂取している人はアルツハイマー型認知症の発症率が低いです。
▼知的活動
知的活動を頻繁に行う人は、アルツハイマー型認知症のリスクが低いです。
知的活動とは、テレビ・ラジオの視聴、新聞・雑誌・本を読む、トランプ・将棋・オセロなどのゲームです。
▼対人的な接触頻度
対人的接触頻度の低い人は発症リスクが8倍高いです。
夫婦同居、子どもと週1回以上会う人に比べ、同居で閉じこもりがちな人は、認知症の発症率が高いです。
▼運動習慣
運動を行い活動量の高い人は低い人に比べ認知機能低下のリスクは低いです。
中年期に週2回以上の定期的運動やレジャーでの身体活動をしていた人は認知症発症リスクが抑制されます。
運動は、認知症による脳萎縮の割合が少なくなることが分かっており、海馬の働きを健康な状態に維持してくれます。
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認知症予防を始めてください。どのうような老後を過ごすのかは、今の取り組みで決まってきます。老後の為に、お金もそうですが、健康の貯金も十分に備えましょう。
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