こんにちは。開運健康プランナーの岩田隼八です。
「食」とは、文字の通り「人が良くなること」です。人が良くなるということの中に、美しくなることや綺麗になるといった美容の要素も当然含まれています。
中医学では、古くから、美白やシミ取り、ニキビ治療などの美容関連の情報が残されています。
肌のキメを整える、髪にツヤを出すといった中医学に基づく美容法は、肌や髪だけに注目するのではなく、あくまで体全体のバランスを考え整えて美しくなることを目標としています。
食材の栄養バランスが重要であることに加え、料理の味も健康に重要です。料理はおいしく健康でなくてはありません。味が整った食事は健康であると言えます。
中国最古の医学書「黄帝内径素問」の一節
- 酸味を摂り過ぎると筋肉が固く厚くなり、唇が割れてしまう。
- 苦味を摂り過ぎると皮膚が乾燥し、毛がもろく抜けやすくなる。
- 甘味を摂り過ぎると骨が痛くなり、髪の毛が抜ける。
- 辛味を摂り過ぎると筋が痙攣しやすく、爪が薄く割れやすくなる。
- 塩味を摂り過ぎると血流が悪くなり、色が黒くなる。
- 味が濃いもの、脂っこいものを食べ過ぎると、皮膚が化膿し吹き出物が出やすい。
五味は五臓と深く関係しているため、味が良いことは体の美しさを保つことでもあります。
中医学の美容法はかつて中国王朝の宮廷で使用されていた処方も多く、中国三大悪女の武則天(ぶそくてん)や西太后(せいたいこう)の愛用した美容法も伝えられています。
▼健康・美容に関連の深い肺
中医学では、皮膚は五臓の肺とつながっていると認識しており、肺が潤うと肌も潤うとされています。調味料の偏った過剰摂取で肌をダメにしている人は、まず肺を潤すことです。
肺は、呼吸によって得た酸素を動脈を通して全身に循環させ、二酸化炭素を静脈から回収し、ガス交換を行っています。全身に栄養素を運搬してくれます。
▼「肺」の美容における主な役割
- 呼吸を司る(口臭)
- 水分を調整する(みずみずしさ)
- 粘膜を保護する(肌荒れ)
- 免疫機能を調整する(ホルモンバランス)
- 肌トラブルを防ぐ(肌のキメ)
▼「肺」に働きかける食材
白キクラゲ、卵、豚肉、牛乳、ホタテ、白ごま、ハト麦、松の実、銀杏、大根、やまいも、ユリ根、玉ネねぎ、長ねぎ、白菜、レンコン、シソ、生姜、クルミ、ナシ、柚子など
調味料の過剰摂取で疲弊した体をいたわる肺へのアプローチ。肌荒れや冷えを感じる時は、上記食材を食べて、冷えを取り除いたり、乾燥を和らげましょう。
おいしい食事で健康を考えられるよう食材選びにもこだわってみましょう。
BodyCookS~体を料理~
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