こんにちは。トレーナーの岩田です。
健康ブームが到来して以降、筋トレや運動習慣のある人にブロッコリーの人気が高まっております。
ブロッコリーは、200種類のフェトケミカル(植物栄養素)を含む、野菜の王様です。
豊富なクロロフィル(緑葉体に含まれる緑色色素で光合成の中心的役割。マグネシウムを含んでいます)は、強力な抗酸化作用とともに、血中のLDLコレステロールを減らし、さらにHDLコレステロールを増やします。
注目すべきは、ブロッコリーのスプラウト(新芽)に含まれる辛味成分です。成熟したブロッコリーの約8倍もクロロフィルが存在しています。
また、強力な抗酸化力とともに、その効果の持続性にも優れています。週に2回も食べれば、継続した効果を期待することができます。
この辛味成分は、体内でスルフォラファンという物質に変化し、食事や呼吸で取り込まれた有害物質を解毒する酵素を活性化させます。
肝臓の機能を改善し、二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドの分解を促すことも明らかになっています。
また、発がん物質を解毒する酵素や活性酵素の消去酵素を活性化させます。胃がんの原因菌であるピロリ菌を減少させる効果があることもわかってきています。
ブロッコリーは、アンチエイジング効果のある体の老いを防ぐ食材です。
◎ブロッコリーの主な栄養成分
- クロロフィル
- 食物繊維
- ビタミンA
- ビタミンB1,B6
- ビタミンC(レモンよりも多い)
- ビタミンK
- カルシウム
- カリウム
- マグネシウム
ブロッコリー100gあたりの栄養成分
野菜の中では、タンパク質の量が多く筋トレをする人に広く好まれています。
カルシウムとマグネシウムを同時に摂れることは、カルシウムの取りすぎによる高血圧のカルシウムパラドックス状態を解消してくれます。マグネシウムはこの状態を抑えてくれます。
またブロッコリーには、男性ホルモンのテストステロンが含まれています。テストステロンは筋トレすると増幅します。
女性は、女性ホルモン(エストロゲン:筋力の発達を抑えたり脂肪をためやすくして女性らしさを高める)が優位なため筋肉がつきにくいので、筋トレ前にブロッコリーを食べることで筋肉をつきやすい状態に変えてくれます。(エストロゲンの抑制、テストステロンの増加)
ブロッコリーは、筋トレを応援してくれる野菜です。
オリーブオイルをかけて食べると、さらなる引き締まった体やアンチエイジングの栄養効果を期待できます。
◎ブロッコリーの効能まとめ
- 抗酸化作用
- 解毒作用
- 血液をサラサラにする(コレステロールの改善)
- 免疫力を高める
- ガンを防ぐ
- 便秘の予防・解消
- 骨や血液をつくる
- 筋トレ効果を増幅する(テストステロン)
同じ食材ばかり摂取するのは、バランスよくないので、様々な食材をとる様にしましょうね!
BodyCookS~体を料理~
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