こんにちは。開運健康プランナーの岩田隼八です。
日本の食習慣は、ここ数年徐々に変化しつつあります。
カロリーの過剰摂取、ビタミン・ミネラル・繊維の欠乏、栄養バランスの不均衡に代表される現代人の食習慣は欧米化したことで、がんや糖尿病などの生活習慣病を引き起こしています。
ここで注目したいのが、地中海食と和食。今回はその内の地中海食についてご紹介したいと思います。
◎地中海食の特徴
- 果物や野菜を豊富に使用
- 乳製品や肉よりも魚を多く使用
- オリーブオイル、ナッツ、豆類、全粒粉など未精製の穀物を使用
- 食事と一緒に適量の赤ワインを飲む
心臓病の発生率が低く、平均寿命が長いことで知られているイタリア、ギリシャ、スペインなどの地中海沿岸の国々の人が食べている伝統的な料理である地中海食は、オリーブオイルとフレッシュな野菜をたっぷり摂ることができます。
基本的に、飽和脂肪の代わりにオリーブオイルを使って調理すれば、大きな健康上のメリットを得ることができます。
オリーブオイルに含まれる一価不飽和脂肪酸は、血中総コレステロールおよびLDL コレステロール(悪玉コレステロール)を低下させ、心臓病のリスクを低減させる効果があります。
オリーブオイルを日常的に摂っている人は、大腸がん、乳がんの発症や心臓病のリスクを減らすことができる報告があります。また、糖尿病をより効果的に抑制し、血中の脂肪レベルが低いという報告もあります。
一方、バター、動物性脂肪、ヤシ油・パーム油などの半硬化油に含まれる飽和脂肪やトランス脂肪は、悪玉コレステロールを増やし、心臓病のリスクを高めます。
中でもほとんど処理を加えないエキストラバージンオリーブオイルは、心臓に優しい健康的な油脂です。
◎オリーブオイルの効能
①血管を拡張し血圧を下げる
抗酸化成分で血液をサラサラにし、血管の柔軟性を保ちます。心筋梗塞などの心血管疾患予防に良く、エキストラバージンオリーブオイルには高血圧患者の血圧値を改善する効果があります。
②悪玉コレステロールを下げる
オリーブオイルに含まれるオレイン酸には、悪玉(LDL)コレステロールを下げる一方で、善玉(HDL)コレステロールを維持する働きがあります。
③抗酸化成分が活性酸素の働きを抑制する
オリーブ果実から搾ったオリーブオイルは抗酸化成分が豊富。美肌作用、鎮痛作用のあるポリフェノールのオレオカンタール、ビタミンEなどが、老化の原因となる活性酸素の働きを抑制します。
◎オリーブオイルの料理方法
アヒージョにするのはもちろんのこと。トマトとの組み合わせは最高です。タコのカルパッチョにオリーブオイルと塩とハーブで味付けすると絶妙な一品になります。また、和食である冷奴、納豆、ひじきにも意外に意外で合います。こちらもおススメです。
欧米文化である地中海食らしく、優雅にゆったり会話を楽しみながら食事の時間を過ごしつつ、健康になるのも悪くないでしょう。
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