こんにちは。トレーナーの岩田です。
1月中旬、まだまだ日照時間の短い寒い冬は続きます。冷たい雲に地表が覆われどんどん外気が冷え込み、気圧も低下していきます。気圧の低下は心の低下にもつながります。
温度や気圧の変化、もしくは積雪など冬の気候の変化に翻弄されて、寒さや手足の冷え、体調の不調など、心も体も縮こまります。寒さや冷えにより、食材を蓄えようとして体重が増えていく時期でもあります。年末年始を終えたこの時期はとくに、暴飲暴食をしたことや運動不足によって、他の季節以上にいろいろなものをため込んでいる時期です。
体にため込むこの時期に、体を動かさず好きなものを食べ続けていると、いつもよりさらに余分な脂肪として体に蓄えられてしまいます。これは、体だけでなく心も重くしてしまいます。
体にとっていらないものがたまることを湿熱といいます。この湿熱が、不安になったり、イライラしたり、不眠になったりといった心のバテ症状として現れてきます。
健康な日常を過ごしていただく為にも、このような症状が出てきた、もしくは防ぎたい時には、食材から必要な栄養素を摂取する事が有効です。
強い心をつくる脳の神経伝達物質の働きを促進するビタミンDをしっかり摂り、寒さや冷えに弱い腎の働きを支える食材を摂っていきましょう。
おススメな食材と食べ方
キクラゲは、血と腎の働きを補います。また、ビタミンDの含有量がトップクラスで、鉄、カルシウムなどのミネラル、食物繊維も多く含んでいます。
キクラゲは保存期間も長いです。レシピに迷った時はお味噌汁に入れてしまいましょう。気分がのらなかったり、体が重く感じる時に取り入れてみましょう。
キクラゲと合わせてエビと卵を一緒に炒めて食べることもおすすめです。キクラゲとエビのアヒージョにしてもおしゃれにおいしく頂けます。
エビには、高タンパク質、低脂質であるため、心の栄養を補う働きがあります。さらに冬の時期に滞りがちな血液の流れを改善するビタミンEも含まれています。
シラスもおすすめです。シラスもビタミンDに、カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウムなどのミネラル、DHAやEPAといったn-3系脂肪酸、ビタミンB群などの栄養素も豊富です。どの時期の心の不調にもおススメです。
シラスとシソのセットで食べることもおすすめです。温かいお豆腐の上にシソとシラスをたっぷりのせて食べるのがおすすめです。
シソは、解毒作用があり、副腎への負担を軽減します。風邪やインフルエンザの予防にもなり、精神安定、抗炎症、咳止め、発汗解熱、整腸作用として、古くから使われています。β-カロテン、ビタミンC、ビタミンEといった抗酸化物質、鉄やカルシウム、カリウムといったミネラルも豊富です。
まだまだ続く寒い冬への対策を万全にし、日々、健康的で有意義な生活を目指しましょう。
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