こんにちは。トレーナーの岩田隼八です。
スマホとベットもしくはソファ、使いすぎてませんか?この組み合わせ危険です。体動かしましょうね。
まっすぐに立つことは、筋肉と脳の相互作用があるからこそ、まっすぐ立てるものです。
運動しようと思ったときに、「動け」という指令が脳の大脳皮質から発信されます。その信号は、脊髄を通って動かしたい場所の筋肉の指揮官の役割の筋紡錘に届けられます。この筋紡錘が、筋肉の動きをコントロールします。筋紡錘は、中央が膨らんだ形をしていて、その中に心棒があり、心棒には神経が巻き付いています。大脳からの信号が、この神経に届くと、筋肉に「動きます」と直接指令を送ります。
筋肉に巻き付いている神経は、大脳からの信号をキャッチするだけでなく、ストレッチ時の筋肉が伸び縮みする状態もキャッチして、筋肉の伸び縮みする情報も脳に送っています。脳は、筋肉に巻き付いた神経と情報の受け渡しをすることで全身の筋肉運動を調整しています。
脳と筋肉が思うように連動・連携できるようになれば、運動神経が良くなっていきます。運動神経を向上させるためには、繰り返し同じ動き(トレーニング)を行うことが重要です。脳から信号をスムーズに筋肉に巻き付いた神経に送れるようになります。体にその一連の動きを学習させることが運動神経向上に重要です。
人間が重力に対してスクッと立っていられるのは、筋紡錘が筋肉をコントロールし、体がまっすぐ立つ状態を作り出しているからです。人間の重力に対する筋肉のこのような反応(抗重力反応)は、意識しなくても自然に起こる体の反応でもあります。
しかし、眠りについたり座っていたりすると、筋紡錘の神経が巻き付いた筋肉からの情報伝達も、働かないでうとうととした睡眠状態になります。そのため、重力に抗して姿勢を保つ筋力も緩んでしまいます。普段からベットやソファに何時間も寝転んで生活することが多い人は、注意が必要です。座りがちや寝たきりな生活は、筋力を低下させます。当然、寝たきりや座りがちでは、活動量も少ないので心肺機能も低下していきます。また、筋肉は加齢とともに低下しさらに、骨密度も同時に低下させます。骨折や骨粗しょう症、サルコペニア肥満など様々な疾病を引き起こしかねません。これらの疾病を未然に防ぐ為にも、立ち上がって生活をすることをメインとした日常を目指しましょう。運動をライフスタイルに取り入れると尚、健康的な生活が送れるでしょう。
運を動かす
BodyCookS~体を料理~
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