こんにちは。開運健康プランナーの岩田隼八です。
ダイエットは一概に食事をとらなければ良いと思っている人は、注意が必要です。その考えは改めるべきです。今回は、トレーナー目線からのダイエットについてご紹介します。
肥満は、多くの疾病を合併します。減量すると一斉に改善します。ダイエットは肥満にとって特効薬です。
トレーナーが実施するダイエットにおける食事、運動、行動療法を用いて治療を行う、栄養ケアプランの大筋について
1.対象者の問題点の抽出
- 18歳時の体重
- 過去の最高体重
- いつからどのように体重が増え始めたのか
- ダイエットの経験の把握
- 1日の食事回数や食事時間と内容の把握
- 外食やアルコール摂取の頻度や内容の把握
あなたの食に体する問題行動を分析し、抽出します。
2.到達目標の設定
まずは、現体重の3%以上の減量を目標とします。
脂肪細胞の量的異常による肥満(BMI≧35)である高度肥満症では、関節疾患・腰痛など自覚症状の改善を目的として現体重の5〜10%減とします。
内臓脂肪型肥満の減量目標は、糖質・脂質代謝異常や血圧などの改善を目的として、食事療法開始後3ヶ月で現体重あるいはウエスト周囲長の5%減とします。
3.栄養必要量の算定と栄養摂取状況の確認
体脂肪を1kg減らすには、エネルギーバランスを約7000kcalマイナスにする必要があります。
運動とエネルギー制限の両面から実施すれば、より効果的ですが、食事で1日当たり700kcal、1食当たり230kcal減らせば1ヶ月で3kg減量できることになります。
体重などの推移を確認するとともに、その都度エネルギー設定を修正しながら実施します。
また、栄養障害を起こさないようバランスのとれた食品構成の実現を目指し、野菜や海藻などからビタミンやミネラルの確保に努めます。従来の食生活の状況を考慮して進めます。
4.モニタリングと栄養教育
体重と身体組成、栄養摂取状況、血圧などをモニタリングします。体重や身体組成の変動をグラフ化し、問題抽出を行います。また、適宜栄養教育を実施し、短期間で実行可能な行動目標の設定を行ってもらいます。
栄養教育における目標設定の例
ダイエットのノウハウやトレーナーの取り組みのひとつを知るとよりダイエットが立体的に見えてくるはず。
ダイエットを志す人に、個々の栄養素ではなく食生活全体を見ることが肝要だとお分かりいただくだけでも幸いかなと。
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