こんにちは。開運健康プランナーの岩田隼八です。
冬は体に老廃物を溜め込みやすい季節です。そんな老廃物などを排出するのに最適なのが、春が旬の春キャベツやブロッコリーなどの緑色の春野菜です。
薬膳的に、春に旬を迎える緑色の野菜は、解毒や代謝の機能を持つ肝の働きを高めると考えられています。東洋医学における五臓(肝・心・脾・肺・腎)と、五味(酸・苦・甘・辛・鹹)はとても関係が深いものです。
酸っぱいは肝にいいとされ、肝機能アップには酸味のあるものを適度に摂ることが効果的です。
春野菜×酸味が肝を元気にする
▼春野菜▼
春は肝の気が高ぶり、不調が出やすい季節。積極的に食べたいのが、肝を正常に働かせる春野菜。冬に溜め込んだ老廃物を排出する効果も。
・春キャベツ:アブラナ科の野菜に含まれる苦味には、肝機能向上効果があります。解毒に必要な物質を肝臓に運ぶ働きもあります。
・ブロッコリー:肝機能をアップする苦味成分とアミノ酸の一種のグルタチオンがダブルで肝臓の働きをサポートします。
・菜の花:独特な苦味の正体は硫黄化合物の一種でイソチオシアネートという成分。肝の解毒力をアップします。
・セロリ:アミノ酸のメチオニンが肝の働きをサポートします。気が高ぶり活発になりスギタ肝を正常化します。
▼酸味▼
梅干しや酢、柑橘類など酸味は肝に一番入りやすいというのが、薬膳の考え方です。ビタミンCやクエン酸には、肝臓の働きを助けるといわれています。
・柑橘類:レモンやグレープフルーツなどの柑橘類に含まれるクエン酸やビタミンCが肝機能を上げ、解毒をサポートします。
・梅干し:肝臓の代謝をサポートするクエン酸がたっぷり。肝機能と同時に消化機能も上げ、体に不要な物を排出します。
・酢:酢に含まれる酢酸が体内の脂肪やタンパク質を効率よくエネルギーに変え、肝臓の負担を軽減します。
春野菜と酸味を組み合わせた料理で肝臓機能を高めましょう。
肝機能が上がれば解毒作用も代謝も高まり、老廃物や余分な脂肪を溜め込みにくく、脂肪の燃えやすい体になります。この季節にしっかり肝臓をいたわり健康を取り戻しましょう。
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