こんにちは。開運健康プランナーの岩田隼八です。
前回に引き続き、今回もお肉について。お肉は筋肉となるタンパク質やエネルギー源となるだけでなく、他にも多くのパワーを秘めています。その中でも、お肉の内臓類に多く含まれるミネラルは、我々の健康に大いに役立ってくれます。
▽ミネラルの働き
- 骨、歯などの硬い組織の構成要素
- 体内の浸透圧やpHなど生体機能の調整や維持
特にレバー(肝臓)には鉄、亜鉛、マンガン、などのミネラル(微量元素)も含まれており栄養的に大変優れた食品です。
▽また、貧血症の方には食肉がおススメです。
貧血症の原因の多くは鉄の欠乏性です。鉄は体内で合成できないので食事から摂取しなければなりません。鉄は吸収率が高いへム鉄と吸収率の非常に低い非ヒム鉄とがありますが、食肉にはへム鉄が多く、腸からの吸収率は20%以上もあります。一方、野菜や海藻、穀類に含まれている鉄は非へム鉄が多く、腸からの吸収は数%〜5%程度です。食肉は鉄の摂取においても優れた食品です。
肉の赤い色は、筋肉中にある血色素たんぱくのミオグロビンであり、肉の赤身には鉄分が豊富に含まれています。
鉄分の吸収を促進するためには、ビタミンCを多く含む食品と一緒に摂取することが重要です。
▽さらに、亜鉛不足による味覚障害を防ぐ
味覚障害とは食べ物の味を感じない障害のことです。味は舌の味蕾という器官で感じますが、その味蕾の生成には亜鉛が不可欠なのです。亜鉛が不足すると味蕾の細胞が形成されなくなり、味を感じなくなるのです。
食肉や内臓は亜鉛を比較的多く含んでいる食品です。
最近の若者に味覚の弱いヒトが多く見受けられますが、インスタント食品や加工食品の多い食生活では、亜鉛は不足がちになり、味覚に支障をきたすようになります。
鉄
欠乏症:鉄欠乏性貧血
過剰症:鉄沈着症
亜鉛
欠乏症:成長障害、食欲不振、皮疹、創傷治癒障害、鬱状態、免疫能低下、味覚異常、生殖能異常、催奇形性など
過剰症:胃腸の刺激、血清アミラーゼ値の上昇、膵臓の異常、LDLの増加、HDLの低下、免疫能の低下など
お肉を食べて元気一杯運動しましょう。
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