こんにちは。トレーナーの岩田です。

小野小町は美貌だけでなく、貴族の教養である和歌を巧みに詠み、さらに宮廷に仕えるキャリアウーマンでした。

当時のモテ男と言われた在原業平と歌を交わす程のモテぶりで、小野小町は、言い寄ってくる男性を片っ端から、振りまくったと伝えられています。

男という男を振り倒した小野小町ですが、和歌に詠んだように、理想の愛や恋に時間を取られ過ぎ、気がつくと結婚適齢期を過ぎ独身のまま、年老いていったそうです。そして、宮中からも出され、当てもなく独りで物乞いをして生計を立てるようになり、痩せ衰え、着るものさえ満足にない有様で、貧しさの中で死んでしまったと言われています。

恋多いことは、羨ましいことですが、身を固めることに欠けていた小野小町は、晩年期、辛い思いをしたのでしょう。それだけ、モテてしまったのであれば、仕方のないことだったのかもしれませんね。

今回は、そんなモテ女、小野小町の美の秘訣についてご紹介します。

♡ハチミツ

平安時代の医学書「医心方」に、豊麗で白い肌にする食べ物として紹介されていました。クレオパトラの食生活でも紹介しましたが、美容成分が多く含まれていて、肌の保湿にも効果的です。ハチミツは現代でも、塗っても食べても肌によいスーパーフードとして人気です。

♡米ぬか

入浴の際に米ぬかが頻繁に使われるようになったのは、稲作が定着した江戸時代ですが、小野小町がいた平安時代もすでに使われていました。ビタミンB群やEを多く含む米ぬかには、くすみなどを取り除く効果あります。

♡ぬか漬け

多くの健康効果が認められ、摂取が推奨されるぬか漬け。“すずほり”と呼ばれており、小野小町も日常的に食べていたと言われています。植物性乳酸菌は大腸まで届き腸内環境を整えてくれるため、美肌、髪ツヤ、ダイエットなどに期待できます。

♡鯉

海の魚が手に入りにくい平安時代の貴重な栄養源である鯉は薬用として、滋養強壮、精力剤のように扱われており、身を食べるほか、生き血も飲まれていました。鯉は高タンパク質でコラーゲン、ビタミンB1なども摂れる食材で、むくみや疲労回復に効果的です。

♡さといも

里芋のねばねば成分は肌にハリや潤いを出すほか、免疫力を高めたり、むくみを防ぎます。里芋は滋養強壮食として食べられていたそうです。里芋はビタミンB、ビタミンC、カリウム、酵素などが豊富なので、消化によく、ダイエットにも適しています。

小野小町が取り入れていた食事から、彼女が美肌の持ち主であったことがわかります。

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